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パンタレオン十字とは?

ぱんたれおんじゅうじ

パンタレオン十字とは、各腕の先端が三つ葉状に広がった形を持つキリスト教由来の装飾的な十字紋章です。

パンタレオン十字(Pantareon Cross)は、紋章学における十字の一形式で、四本の腕それぞれの先端が三つの円弧(三つ葉、またはトレフォイル)に広がった意匠を持ちます。その形状から「三つ葉十字」とも呼ばれることがあります。

名称は初期キリスト教の殉教者・聖パンタレオン(聖パンテレイモン)に由来するとされる説があります。聖パンタレオンは3世紀末のニコメディア(現トルコ)で活躍した医師・聖人であり、東方教会では特に崇敬されています。十字の形自体はキリスト教の信仰と殉教を象徴するものとして、中世以降の教会建築・装飾・写本に広く使われました。

紋章学においてパンタレオン十字は、騎士団の紋章や宗教的な盾章に採用される例があります。先端の三つ葉は三位一体(父・子・聖霊)を表すと解釈されることも多く、キリスト教的意味合いを強調するために選ばれてきました。

類似した十字形式にはボトニー十字(Bottonny Cross)があり、区別が難しい場合もありますが、紋章学上は細部の描写方法によって厳密に分類されます。教会の装飾や騎士団のシンボルを調べる際に見かける紋章の一つです。

使い方・例文

中世ヨーロッパの騎士団が使用した盾や旗に描かれた十字の一種として、パンタレオン十字が見られることがあります。教会建築の装飾や写本の挿絵を研究する際にも登場する図柄です。

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