パルミラ遺跡とは?
ぱるみられいせき
パルミラ遺跡とは、シリア砂漠の中心部に残る古代ローマ時代の壮大な都市遺跡で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
パルミラ遺跡(アラビア語:تدمر、英語:Palmyra)は、シリア・ホムス県の砂漠地帯に位置する古代都市の遺跡群です。紀元前数世紀から発展したオアシス都市で、東西交易路(シルクロード)の要衝として繁栄しました。1980年にユネスコの世界遺産に登録されています。
最盛期は2〜3世紀ごろで、ローマ帝国の影響下にあった時代です。この時期の建造物が遺跡の大部分を占めており、代表的な遺構には以下のものがあります。
- ベル神殿(紀元32年頃建立):パルミラの守護神ベルを祀る神殿
- バール・シャミン神殿:ローマ風の列柱が美しい神殿跡
- コロネード(列柱道路):約1キロメートルにわたる壮大な列柱の並ぶ大通り
- 円形劇場(テアトル):収容規模の大きいローマ様式の劇場跡
3世紀にはゼノビア女王のもとでパルミラ王国が短期間独立し、東方世界で大きな影響力を持ちました。その後ローマに再征服され、都市は衰退していきました。
2015年から2017年にかけてイスラム国(IS)がパルミラを占領した際、ベル神殿やバール・シャミン神殿などの主要遺構が爆破・破壊され、国際社会に大きな衝撃を与えました。現在も遺跡の保全と復旧に向けた国際的な取り組みが続いています。
使い方・例文
歴史や古代文明に関心のある旅行者にとって、パルミラ遺跡は「砂漠に立つローマ」として世界的に名高い観光地でしたが、近年の紛争による破壊で訪問が困難な状況が続いています。
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