パラーディオ窓とは?
ぱらーでぃおまど
中央に半円アーチの窓を置き、両脇に細長い窓を組み合わせたルネサンス建築の代表的な窓形式です。
パラーディオ窓(パラーディアン・ウィンドウ)とは、16世紀のイタリアの建築家アンドレア・パラーディオが多用したことで名づけられた窓の様式です。中央に半円形のアーチをもつ大きな窓を置き、その両脇に低い水平まぐさ(リンテル)をもつ縦長の窓を並べた三連構成が特徴で、ヴェネツィア窓やセルリアーナ窓とも呼ばれます。
この形式は、実際にはパラーディオ以前からイタリア・ルネサンスの建築家たちが用いており、セバスティアーノ・セルリオが著書で図解したことから「セルリアーナ」の名も広まりました。パラーディオは自身の設計した邸宅や公共建築に積極的に取り入れ、『建築四書』の普及を通じてヨーロッパ全域に定着させました。
17〜18世紀にパラーディオ建築への関心が高まるなか、イギリスでパラーディアニズム(英国パラーディオ主義)が流行すると、パラーディオ窓は貴族の邸宅や公共建物に広く採用されました。さらに植民地を経由してアメリカの建築にも大きな影響を与え、ホワイトハウスを含む多くの歴史的建築物にその姿を見ることができます。
現代でも古典主義建築やコロニアルスタイルの住宅で意匠として用いられており、格式ある外観を演出するデザイン要素として親しまれています。
使い方・例文
「ヴィラの外観にパラーディオ窓を配置することで、ルネサンス建築らしい格調ある印象を与えることができる。」
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