ルネサンス建築とは?
るねさんすけんちく
ルネサンス建築とは、15〜17世紀にイタリアで始まり欧州に広がった、古代ギリシャ・ローマの様式を復興した建築様式です。
ルネサンス建築(Renaissance architecture)は、15世紀初頭のイタリア・フィレンツェで生まれ、16〜17世紀にかけてヨーロッパ全土に普及した建築様式です。「ルネサンス(Renaissance)」はフランス語で「再生」を意味し、古代ギリシャ・ローマの芸術・文化を再評価・復興しようとする精神を建築に反映させたものです。
中世のゴシック建築が垂直性・神秘性を強調したのに対し、ルネサンス建築は水平性・対称性・数学的な比例を重視します。コロンブスやドーム(円蓋)、円柱、アーチ、ピラスター(付け柱)などの古典的要素を精緻に取り入れ、人間を中心とした合理的な美を表現しました。
ルネサンス建築の主な特徴は以下のとおりです。
- 左右対称(シンメトリー)の外観構成
- 水平ラインを強調するコーニス(軒蛇腹)の多用
- 古典柱式(ドリス式・イオニア式・コリント式)の厳密な適用
- 半円アーチとドームの積極的な使用
- 正方形・円など単純な幾何学形を基本とした平面計画
代表的な建築物としては、フィリッポ・ブルネレスキが設計したフィレンツェ大聖堂のクーポラ、ミケランジェロが関わったサン・ピエトロ大聖堂(ローマ)などが挙げられます。ルネサンス建築はその後のバロック建築や新古典主義建築へと発展し、西洋建築史における重要な転換点となっています。
使い方・例文
「パラッツォ・ファルネーゼはルネサンス建築の傑作で、左右対称のファサードと古典柱式の装飾が見事に調和している」というように、西洋建築史の解説や旅行ガイドで登場します。
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