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パネジリックとは?

ぱねじりっく

パネジリックとは、特定の人物・場所・出来事を公に称賛するために書かれた賛辞の文章や演説のことです。

パネジリック(Panegyric)とは、特定の人物・都市・神・出来事などを称え讃えるために書かれた文章または演説を指します。日本語では「賛辞」「頌詞(しょうし)」「讃辞演説」などと訳されることもあります。

語源はギリシア語の「panēgyrikos」で、「すべての人が集まる祭典(panēgyris)のための」という意味に由来します。古代ギリシアでは、オリンピアなどの大祭に際して行われた公式の祝辞演説がパネジリックの原型とされています。

古代ローマの弁論家イソクラテスが著した「パネジリコス」はアテネ市を称えた散文として有名で、古典修辞学における賛辞文学の規範とされました。また、大プリニウスがトラヤヌス帝に捧げた演説「パネジリクス」もラテン語文学の古典として知られています。中世ヨーロッパでは王侯や聖人を讃えるためにパネジリックが盛んに書かれました。

現代においては、葬儀での弔辞・受賞スピーチ・就任式での称賛演説なども広い意味でのパネジリックと捉えられます。一方で、過度な称賛・お世辞を含む場合は批判的なニュアンスで「単なるパネジリックにすぎない」と評されることもあります。修辞学・文学史・スピーチの研究において重要な文章形式のひとつです。

使い方・例文

文学の授業や修辞学の文脈で、古代ギリシア・ローマの賛辞演説を分析する際にパネジリックという語が登場します。

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