パステルとは?
ぱすてる
パステルとは、顔料を棒状に固めた画材で、やわらかな色合いと独特のぼかし表現が楽しめる美術技法です。
パステルとは、顔料(pigment)を少量の結合剤(ガム・アラビアやメチルセルロースなど)と混ぜて棒状や鉛筆状に固めた画材です。紙やボードにこすりつけて使い、指や布・ぼかし棒(トルティヨン)で伸ばして色を混合します。鮮やかな発色と柔らかな質感が特徴で、描いた後は定着液(フィクサチーフ)を使って保護することが一般的です。
パステルは硬さや成分によっていくつかの種類に分かれます。
- ソフトパステル:顔料が多く柔らかい。発色が鮮やかで伸びが良い
- ハードパステル:結合剤が多く硬め。細かい描写に向く
- オイルパステル(クレヨンパステル):油脂を結合剤に使用。水に強く鮮やかな色が出る
- パステルペンシル:鉛筆状に成形したもの。細い線が描きやすい
パステル画はルネサンス期のイタリアに起源を持ち、18世紀のフランス・ヴェネツィアで肖像画の技法として大いに流行しました。ラ・トゥールやロゼルバ・カリエラなどの画家がパステル肖像画の第一人者として知られています。印象派のエドガー・ドガも踊り子を描くためにパステルを多用したことで有名です。
現代では美術の授業やイラスト・漫画の制作にも使われるほか、「パステルトーン」という言葉が淡く優しい色合いを表す形容詞として日常語にも広まっています。
使い方・例文
美術の授業でパステルを使うと、指でこすってぼかすことで雲や空の柔らかな表情を簡単に表現でき、初心者でも味わいのある作品が作れます。
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