バーミキュライトとは?
ばーみきゅらいと
バーミキュライトとは、雲母系の鉱物を高温で加熱・膨張させた軽量多孔質の資材で、園芸や建築断熱材に広く使われます。
バーミキュライト(Vermiculite)は、雲母の一種である蛭石(ひるいし)を約1000℃前後の高温で急速加熱することで、内部の水分が水蒸気となって膨張し、体積が数倍から十数倍にも膨らんだ人工資材です。その名はラテン語で「虫」を意味する「vermiculus」に由来し、膨張時の形がミミズに似て見えることからつけられました。
バーミキュライトの最大の特徴は、軽量でありながら無数の微細な気泡を含む多孔質構造を持つ点です。これにより以下の優れた性質を発揮します。
- 保水性・通気性:水を適度に保持しながら余分な水を排出し、根に酸素を供給します
- 断熱性・遮音性:気泡が熱や音を遮る働きをします
- 化学的安定性:酸やアルカリに対して比較的安定しており、微生物分解もほとんどされません
- 軽量性:同体積の土壌と比べて大幅に軽く、屋上緑化や鉢植えに適しています
主な用途は園芸・農業分野での培養土への混合や種まき用土、種子と一緒にコーティングする播種補助材です。また建材分野では吹き付け断熱材や耐火被覆材としても利用されます。なお、かつて産出された一部のバーミキュライトにはアスベストが混入していた事例があり、古い製品を扱う際は注意が必要です。現在流通する製品はこの問題が解消されています。
使い方・例文
市販の野菜や花の培養土にバーミキュライトが配合されており、水はけと保水性を同時に確保する目的でよく使われています。
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