バーナード・ウィリアムズとは?
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バーナード・ウィリアムズとは、功利主義や義務論を根底から問い直した20世紀イギリスを代表する道徳哲学者で、個人の誠実さ(integrity)を倫理の中心に置いた思想家です。
バーナード・アーサー・オーウェン・ウィリアムズ(1929〜2003)は、イギリスの哲学者で、主に道徳哲学・倫理学の分野で国際的な影響を与えました。オックスフォード大学やケンブリッジ大学で教鞭をとり、後年にはカリフォルニア大学バークレー校でも活躍しました。
ウィリアムズは功利主義(行為の結果がもたらす幸福の最大化を善とする立場)および義務論(カントに代表される普遍的規則に基づく倫理)の双方に対して批判的な立場をとりました。特に功利主義に対しては、その計算的思考が人間の個人的な「誠実さ(integrity)」を無視していると主張しました。
代表的な著作には『道徳という錯覚(Morality: An Introduction to Ethics)』『自己への配慮(Ethics and the Limits of Philosophy)』などがあり、倫理学の専門書として広く読まれています。
彼の倫理思想の特徴は、道徳が普遍的な原則よりも個人の内面的なコミットメントや生の文脈に根ざすべきだという点にあります。この視点は現代の倫理学・政治哲学に大きな影響を与えており、功利主義一辺倒だった倫理学の議論を大きく刷新しました。
使い方・例文
倫理学の授業で功利主義の問題点を論じる際、バーナード・ウィリアムズの「誠実さ」の議論はしばしば引用される重要な事例です。
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