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バーゼル条約とは?

ばーぜるじょうやく

バーゼル条約とは、有害廃棄物の国境を越えた移動を規制し、適正処理を促進するための国際条約で、1992年に発効しました。

バーゼル条約(Basel Convention)の正式名称は「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」です。1989年にスイスのバーゼルで採択され、1992年に発効しました。事務局はスイス・ジュネーブのUNEP(国連環境計画)内に置かれています。

条約制定の背景には、1980年代先進国の有害廃棄物が規制の緩い発展途上国へ違法に輸出される事件が相次いだことがあります。条約の主要な規制内容は次のとおりです。

  • 有害廃棄物の輸出に際して輸入国・通過国の事前同意(PIC:Prior Informed Consent)を義務づけ
  • 有害廃棄物の発生抑制・再利用・処理の適正化の推進
  • 締約国間のみの廃棄物移動許可(非締約国との取引制限)
  • 違法取引への刑事罰を含む制裁の促進

1995年には「バーゼル禁止改正」が採択され、OECD加盟国から非OECD国への有害廃棄物の輸出禁止を盛り込んだ改正が2019年に発効しました。また同年、汚染プラスチックごみも規制対象に追加され、条約の適用範囲が拡大されています。日本も締約国として廃棄物輸出の際に所定の手続きを履行する義務を負っています。環境保護と廃棄物管理における国際協力の重要な枠組みとして機能しています。

使い方・例文

中古電子機器や廃バッテリーを海外へ輸出する際に、バーゼル条約の規定に基づいて有害廃棄物に該当するかどうか確認が求められます。廃プラスチックの輸出規制強化のニュースでも条約名が取り上げられます。

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