廃棄物輸出とは?
はいきぶつゆしゅつ
廃棄物輸出とは、国内で発生した廃棄物を処理・リサイクル目的などで他国へ送り出す行為のことです。
廃棄物輸出とは、ある国で発生した廃棄物(有害廃棄物・電子廃棄物・プラスチックごみなど)を、処理・再資源化・埋め立てを目的として外国へ輸送することを指します。
国際的な枠組みとしては、バーゼル条約(1989年採択)が中心的な役割を果たしています。同条約は有害廃棄物の国境を越える移動を規制し、輸出国・輸入国・経由国の事前同意(インフォームド・コンセント)を義務付けています。2019年の改正では、汚染プラスチック廃棄物も規制対象に加えられました。
廃棄物輸出が問題視される背景には以下の点があります。
- 先進国が処理コスト削減のために途上国へ廃棄物を押しつける「廃棄物植民地主義」の構造
- 輸入国での不適切な処理による環境汚染・健康被害
- 電子廃棄物(e-waste)に含まれる有害物質の漏出
- リサイクル名目の事実上の不法投棄
一方で、適切に管理された廃棄物輸出はリサイクル産業の発展や資源の有効活用につながるという側面もあります。日本でも廃棄物処理法・外為法に基づいて輸出が厳しく管理されており、許可なく有害廃棄物を輸出することは禁じられています。
使い方・例文
使用済みの家電製品(スマートフォン・パソコンなど)が電子廃棄物として東南アジアやアフリカに輸出され、現地で有害物質が流出する問題が廃棄物輸出の典型的な事例として報告されています。
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