国連環境計画とは?
こくれんかんきょうけいかく
国連環境計画とは、地球環境の保全と持続可能な発展を推進する国連の主要な環境専門機関です。
国連環境計画(UNEP:United Nations Environment Programme)は、1972年のストックホルム国連人間環境会議をきっかけに同年設立された国連の環境専門機関で、本部をケニアのナイロビに置きます。開発途上国に本部を置く国連機関としても注目されており、「地球の良心」とも称されます。
UNEPの主な役割と活動は以下の通りです。
- 地球環境の現状を評価・監視し、科学的情報を各国・国際社会に提供する
- 環境条約の交渉・実施を支援する(気候変動枠組条約、生物多様性条約、ワシントン条約など多くの環境条約がUNEPのもとで策定されました)
- 化学物質管理、海洋汚染、大気汚染への対応を促進する
- 環境に関する国際的な規範・基準の形成をリードする
UNEPはオゾン層保護のためのモントリオール議定書(1987年)の策定や、IPBEと並ぶ気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の設立(世界気象機関と共同)など、重要な国際的取り組みの出発点となってきました。また、「地球規模環境ファシリティ(GEF)」の活動を通じた資金支援の調整も行います。
近年では気候変動・生物多様性の喪失・汚染という「三重の惑星的危機」への対処を最優先課題として位置づけており、国際的な議論をリードする存在として重要性が増しています。
使い方・例文
「UNEP(国連環境計画)の報告書は、現在のペースでプラスチック汚染が進めば海洋への流入量が今後数十年でさらに増加すると警告している」のように、地球環境問題の議論で引用されます。
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