バビロンの空中庭園跡とは?
ばびろんの くうちゅうていえん あと
バビロンの空中庭園跡とは、古代メソポタミアのバビロンに存在したとされる世界七不思議の一つ「空中庭園」の伝説にまつわる遺跡の候補地で、その実在自体が今も議論されています。
バビロンの空中庭園(Hanging Gardens of Babylon)は、古代世界の七不思議の一つに数えられる伝説的な建造物です。紀元前6世紀ごろ、新バビロニア王国(カルデア王朝)のネブカドネザル2世が、故郷メディアの山岳地帯を懐かしむ妃アミュティスのために、緑豊かな庭園を段状のテラスに建設したという伝説が古代の文献に記されています。
この庭園は複数の段に積み重なったテラスに樹木・草花・噴水が配置され、遠くから見ると空中に浮かんでいるように見えたことから「空中庭園」と呼ばれたとされます。しかし、現代の考古学的調査ではバビロン遺跡(現在のイラク・ヒッラー近郊)からその存在を直接裏付ける物証は発見されていません。
この点から、研究者の間では庭園の実在性・所在地をめぐる議論が長く続いています。一部の研究者は、古代文献の記述を分析した結果、バビロンではなくアッシリアの首都ニネヴェに建設されたものがバビロンと混同された可能性を指摘しています。七不思議の中で唯一その実在が確認できていない建造物であり、「幻の遺跡」として古代史における最大の謎の一つとなっています。
使い方・例文
世界七不思議を紹介する書籍や博物館の展示では、バビロンの空中庭園が「現存しない(または場所が不明)」と注記されることが多く、その謎めいた性格が古代史ファンを引き付けています。
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