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ハープシコードとは?

はーぷしこーど

ハープコードとは、弦を弓でこすらず小さな爪ではじくことで音を出す鍵盤楽器で、バロック時代に広く用いられたピアノの前身的存在です。

ハープコード(Harpsichord)とは、鍵盤を押すと内部の「ジャック」と呼ばれる機構にある爪(プレクトラム)が弦をはじいて音を出す鍵盤楽器です。日本語では「チェンバロ」(イタリア語 clavicembalo から)とも呼ばれ、どちらの呼称も一般的に使われています。

ハープシコードは15世紀頃からヨーロッパで発展し、16〜18世紀のバロック時代に最も盛んに用いられました。ヨハン・ゼバスティアン・バッハ、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル、ジャン=フィリップ・ラモーなど多くの作曲家がハープシコードのための傑作を残しています。バッハの「ゴルトベルク変奏曲」や「インヴェンションとシンフォニア」はもともとこの楽器のために書かれた作品です。

ピアノとの主な違いは次の点にあります。

  • 音量の強弱:鍵盤を押す力では音量が変わらない(ピアノは力加減で強弱がつく)
  • 音色:金属弦をはじく明るく歯切れのよい音色が特徴
  • 構造:複数の鍵盤段(マニュアル)や複数の弦列を持つ大型のものもある
  • 持続音:弦をはじく構造上、音が急速に減衰する

18世紀後半にピアノフォルテが普及するとともに演奏の機会は減りましたが、20世紀以降の古楽復興運動によって再び注目を集め、現代でも専門の奏者や古楽アンサンブルで活躍しています。

使い方・例文

バロック音楽の演奏会では、現代ピアノではなくハープシコードを使って当時の音色を再現した演奏が行われることがあります。

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