ハーバート・ダウとは?
はーばーとだう
ハーバート・ダウは、電気分解法による臭素・塩素の量産化を実現したアメリカの化学者・実業家で、ダウ・ケミカル社の創業者です。
ハーバート・ダウ(Herbert Henry Dow、1866〜1930年)は、アメリカの化学者・実業家で、ダウ・ケミカル社(現:ダウ社)の創業者です。電気化学の知識を活かして化学物質の大量生産を実現し、アメリカの化学産業の発展に大きく貢献しました。
ダウの最大の業績は、地下塩水から電気分解法を用いて臭素を大量・低コストで抽出する技術を開発したことです。当時、臭素はドイツが世界市場を独占しており、価格も高く設定されていました。ダウは安価な電力を利用した独自の電解プロセスを完成させ、1897年にミシガン州ミッドランドでダウ・ケミカル社を設立しました。
その後の主な事業展開は次のとおりです。
- 臭素・塩素・漂白剤など多様な化学品の量産体制の確立
- ドイツ化学メーカーとの価格競争に勝利し、アメリカの化学産業の自立を促進
- 農薬・医薬中間体など化学品の用途拡大
- 第一次世界大戦時には軍需用化学品の供給でも重要な役割を果たした
ダウは技術革新と事業化を組み合わせた経営で知られており、発明家としての才能と企業家精神を兼ね備えた人物として化学産業史に名を刻んでいます。ダウ・ケミカル社は現在も世界最大級の化学会社の一つとして事業を継続しており、彼の遺産は今なお受け継がれています。
使い方・例文
「ダウ・ケミカルの創業の歴史」を学ぶとき、あるいは電気化学・化学産業の歴史を取り上げる教科書や記事で、ハーバード・ダウの名前が登場します。
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