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ハロルド・ウィルソンとは?

はろるどうぃるそん

ハロルド・ウィルソンは、イギリス労働党を率いて1960〜70年代に二度首相を務め、「科学技術革命」を掲げた近代化路線と巧みな政治手腕で知られる指導者です。

ハロルド・ウィルソン(Harold Wilson、1916〜1995年)は、イギリスの労働党政治家で、1964〜1970年と1974〜1976年の2期にわたって首相を務めました。戦後イギリスで最も長く首相職にあった労働党政治家の一人であり、「科学技術の白熱した火の中で鍛えられる新しいイギリス」という演説で有名です。

ウィルソンはオックスフォード大学出身の経済学者で、若くして議員になり、50年代から60年代にかけて労働党の刷新を推進しました。首相として取り組んだ主な政策領域は多岐にわたります。

  • 高等教育の拡大と開放大学(Open University)の創設
  • 人種差別禁止法・離婚法改正・同性愛の部分的合法化など社会的自由化立法
  • ポンド切り下げ(1967年)など厳しい経済難への対応
  • ベトナム戦争への直接参戦を回避しアメリカとの距離を保った外交

ウィルソンは情報機関(MI5)から監視を受けていたとされる逸話でも知られており、退任の際に提出した「ウィルソンのお気に入りリスト」(叙勲推薦)は物議を醸しました。1976年に突然辞任を表明し、その唐突さは今日も政治史上の謎の一つとされています。巧みな党内調整能力と現実主義的な外交姿勢は、イギリス労働党政治の一つの型を示しています。

使い方・例文

イギリスの戦後政治史や労働党の変遷を学ぶ際に、サッチャー以前の「コンセンサス政治」の時代を象徴する人物として取り上げられます。

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