ハリエット・マーティノーとは?
はりえっとまーてぃのー
ハリエット・マーティノーは、19世紀イギリスの社会学者・ジャーナリストで、コントの社会学を英語圏に紹介し、フェミニズムと社会科学の発展に貢献した人物です。
ハリエット・マーティノー(Harriet Martineau、1802〜1876年)は、イギリス・ノリッジ出身の社会学者、ジャーナリスト、著述家です。聴覚障害を抱えながらも旺盛な執筆活動を行い、19世紀における最も影響力ある知識人の一人として知られています。
マーティノーは、オーギュスト・コントの主著『実証哲学講義』を英語に翻訳・要約し(1853年)、社会学という学問分野を英語圏の読者に広めた功績で特に評価されています。単なる翻訳にとどまらず、コントの思想を批判的・創造的に再構成したこの仕事は、英米の社会科学の発展に大きく貢献しました。
社会学の方法論においても先駆的で、社会の観察と研究のあり方を論じた『社会の観察法(How to Observe Morals and Manners)』(1838年)は、社会科学の方法論書の先駆けとして位置づけられています。
また、奴隷制廃止論やフェミニズムの立場から積極的に発言し、女性の権利と社会的平等を訴える著作も多く残しました。アメリカ旅行の見聞録では南部の奴隷制を厳しく批判し、社会変革への信念を文章で示し続けました。
使い方・例文
「マーティノーはコントの社会学を英語圏に広めた先駆者として、社会学史の教科書に必ず登場します。」
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