ハラームとは?
はらーむ
ハラームとは、イスラム法において信者に禁じられた行為や物品を指す概念で、豚肉の摂取やアルコールの飲用などが代表的な例です。
ハラーム(Haram、アラビア語:حَرَام)は、イスラム法(シャリーア)において「禁じられたもの・こと」を意味する概念です。対義語は「ハラール(Halal)」で、こちらは「許されたもの」を意味します。イスラム教における行為の分類は5段階(義務・推奨・中立・忌避・禁止)に分かれており、ハラームはその最上位の禁止カテゴリに位置します。
ハラームと判断される根拠は、クルアーン(コーラン)の記述やハディース(預言者ムハンマドの言行録)に求められます。ハラームな行為や物品を意図的に犯すことは重大な罪とされ、アッラーへの不従順とみなされます。
ハラームに分類される主な事柄は以下のとおりです。
- 豚肉および豚由来の製品の摂取
- アルコール(酒類)の飲用
- イスラム法に則って屠殺されていない動物の肉
- 賭博・利子(リバー)の取得
- 姦淫・不法な性的関係
近年はグローバル化の進展に伴い、食品・化粧品・医薬品・金融などさまざまな分野で「ハラール認証」が普及しており、ハラームでないことを保証する認証ラベルが世界各国で流通しています。日本でも訪日イスラム教徒の増加に伴い、ハラール対応の飲食店や食品の整備が進んでいます。
使い方・例文
イスラム教徒の旅行者が食事をする際に、メニューの食材がハラームに該当しないかを確認したり、ハラール認証を受けた食品を選んだりする場面でこの概念が登場します。
この用語をシェア
最終更新: