シャリーアとは?
しゃりーあ
シャリーアとは、イスラム法の体系のことで、コーランやハディースを源泉に礼拝・契約・刑罰など生活全般を規律する規範です。
シャリーア(Sharīʿah、シャリーア法・イスラム法とも)は、アラビア語で「水場への道」を原意とし、イスラム教の聖典コーランと預言者ムハンマドの言行録(ハディース)を主要な根拠とする宗教的・法的規範の体系です。
シャリーアは単なる法律体系にとどまらず、礼拝・断食・喜捨といった宗教的義務から、婚姻・相続・契約・刑罰・食事規定(ハラール)まで、ムスリムの日常生活全般を包括的に規定します。その法源は主に次の4つです。
- コーラン:イスラム教の聖典
- スンナ(ハディース):預言者の言行の伝承
- イジュマー:法学者の合意
- キヤース:類推による解釈
イスラム法学は歴史的にハナフィー派・マーリク派・シャーフィイー派・ハンバル派の四大法学派(スンニ派)やジャアファル派(シーア派)などに分かれており、解釈に違いがあります。
現代では、シャリーアの国家法への適用範囲は国によって大きく異なります。サウジアラビアやイランのようにシャリーアを国家法の基盤とする国がある一方、多くのイスラム教徒が多数を占める国でも世俗法を採用しているケースが多く、個人の信仰生活の指針として実践されています。異なる文化・政治体制とどう共存するかは現代社会の重要な課題のひとつです。
使い方・例文
ハラール食品の認証基準や金利を禁じるイスラム金融の規則は、シャリーアの具体的な適用例として国際ビジネスの場でも注目されています。
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