コーランとは?
こーらん
コーランとは、イスラム教の聖典であり、預言者ムハンマドが神(アッラー)から受けた啓示をまとめたアラビア語の書物です。
コーラン(Quran / Koran)は、アラビア語で「クルアーン(القرآن)」と表記し、「朗誦されるもの・読まれるもの」を意味します。イスラム教の最高聖典であり、アッラー(唯一神)の言葉が天使ジブリール(ガブリエル)を通じて預言者ムハンマドに啓示されたものとされます。啓示は610年ごろから約23年間にわたって下り、ムハンマドの死後(632年)、初代・第3代カリフの時代に文書として編纂・集成されました。
クルアーンは全114章(スーラ)から構成され、各章は複数の節(アーヤ)からなります。章は長い順に並べられており、第1章「ファーティハ(開扉章)」は礼拝で毎回唱えられる特別な章です。内容は神の唯一性・倫理・社会規範・法律・天地創造・来世などを幅広く扱っています。
クルアーンはアラビア語で記された形が「神の言葉そのもの」とされるため、他言語への翻訳は「解釈」と位置づけられ、原文が絶対的な権威を持ちます。イスラム教徒にとって暗誦(ヒフズ)は高い徳行とされ、全文を暗誦した者を「ハーフィズ」と呼びます。イスラム法学・神学・文学・カリグラフィーなどアラブ・イスラム文化全般の根幹をなす書物です。
使い方・例文
イスラム教徒は礼拝のたびにクルアーンの特定の章や節をアラビア語で朗誦し、ラマダン月には全文を通して読み通すことが奨励されています。
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