クルアーンとは?
くるあーん
クルアーンとは、イスラム教の聖典であり、預言者ムハンマドに神(アッラー)から啓示された言葉を記録したもので、イスラム世界の宗教・法律・文化の根幹をなす書物です。
クルアーン(Quran / Qurʾān)は、イスラム教における最高の聖典です。アラビア語で「朗誦されるもの」を意味し、7世紀のアラビア半島において預言者ムハンマドが約23年にわたって受けた神(アッラー)からの啓示を集成したものです。日本語では「コーラン」とも表記されますが、現在は原語に近い「クルアーン」が学術的に推奨されています。
クルアーンは全114章(スーラ)から構成され、各章はさらに複数の節(アーヤ)に分かれます。章の長さはまちまちで、最初の章「アル=ファーティハ(開端章)」はわずか7節ですが、第2章「バカラ(雌牛章)」は286節にのぼります。
クルアーンの重要な特質は以下のとおりです。
- 神の言葉そのものとされ、内容だけでなくアラビア語の語形・音韻にも聖性が認められる
- 翻訳版は「訳解」や「意味の解釈」とされ、アラビア語の原典のみが「クルアーン」と認められる
- 礼拝(サラート)ではアラビア語でクルアーンを暗唱することが求められる
- 「ハディース(預言者の言行録)」と並び、イスラム法(シャリーア)の主要な根拠となる
世界で約20億人のムスリムが信仰する最重要典籍であり、アラビア語の発展・普及にも多大な影響を与えてきました。クルアーンの暗誦(ハーフィズ)は今もイスラム世界で最高の知識・信仰の証とされています。
使い方・例文
イスラム教徒は1日5回の礼拝の中でクルアーンの一節をアラビア語で唱え、ラマダン(断食月)期間中には全114章を読み通す慣習があります。
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