スンナとは?
すんな
スンナとは、イスラム教においてムハンマドの言行や慣行を記録した規範であり、クルアーンと並ぶ重要な宗教的根拠です。
スンナ(Sunnah)とは、イスラム教の預言者ムハンマドの言葉・行動・承認・外見上の特徴などを総称した規範のことです。アラビア語で「慣行」「道」を意味し、クルアーン(コーラン)に次ぐイスラム法の第二の法源とされています。
スンナの内容は主にハディース(伝承)という文書群に記録されています。ハディースは、ムハンマドの言行を伝えた人物の連鎖(イスナード)と内容(マトン)から構成され、その信憑性に応じて「真正(サヒーフ)」「良好(ハサン)」「弱い(ダイーフ)」などに分類されます。代表的なハディース集としてはブハーリーやムスリムの編纂した「サヒーフ」が広く知られています。
スンナが重要視される理由は、クルアーンが啓示の言葉として信仰の核心を担う一方、日常的な礼拝方法・食事規定・結婚や相続などの具体的な実践については、ムハンマドの生き様を参照することが不可欠だからです。スンナはイスラム法(シャリーア)の構築においても中心的な役割を果たしています。
イスラム教の主要な宗派であるスンニ派とシーア派では、採用するハディース集や解釈の方法が異なる部分もありますが、スンナそのものをムハンマドの模範として重んじる点は共通しています。
使い方・例文
イスラム教徒が礼拝(サラー)の作法や断食(サウム)の細則を確認する際、クルアーンだけでは網羅されていない部分をスンナ(ハディース)を参照して補います。
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