ハヤシ笛とは?
はやしぶえ
ハヤシ笛とは、日本の伝統芸能で囃子(はやし)に使われる横笛の総称で、能楽・歌舞伎・お祭りなど幅広い場面で用いられます。
ハヤシ笛(囃子笛)とは、日本の伝統的な芸能や祭礼において「囃子(はやし)」の演奏に使用される横笛の総称です。竹製のものが一般的で、吹き口(歌口)から息を吹き込み、指孔を押さえることで音程を変えて演奏します。
日本には囃子笛の種類が複数存在します。
- 能管(のうかん):能楽で使われる笛。独特の鋭い高音が特徴で、「ひしぎ」と呼ばれる特殊奏法も持つ
- 篠笛(しのぶえ):お祭りや民俗芸能で広く使われる素竹の笛。音域が広く表現力が豊か
- 龍笛(りゅうてき):雅楽で使用される笛。やや大きめで滑らかな音色
囃子は太鼓・鉦(かね)・三味線などと組み合わせて演奏されることが多く、笛はその中でメロディーやリズムの骨格を担います。歌舞伎の下座音楽(効果音・BGM)でも活躍し、場面の雰囲気を作り出す重要な役割を果たしています。
祭囃子においては地域ごとに異なる旋律が伝えられており、地域の伝統文化の継承にも大きく貢献しています。近年は若い世代の伝統音楽への関心の高まりとともに、習い事としての人気も上がっています。
使い方・例文
夏祭りの山車(だし)を引く行列で鳴り響く軽快な笛の音や、能楽堂の舞台上で笛方が奏でる幽玄な音色として耳にすることが多い楽器です。
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