ハナゴケとは?
はなごけ
ハナゴケは地衣類の一種で、北半球の寒冷地や高山に広く分布する白色〜灰白色のふわふわした植物です。
ハナゴケ(花苔)は、ハナゴケ科ハナゴケ属(Cladonia)に属する地衣類の総称です。地衣類は菌類と藻類が共生した生物であり、厳密には「植物」ではありませんが、植物として扱われることが多い生物群です。
ハナゴケの最大の特徴は、白色から灰白色の綿毛状・珊瑚状の葉状体(偽根茎と呼ばれる直立した部分)にあります。乾燥すると軽くてもろく、水分を含むとしなやかに戻ります。寒冷地・高山帯・ツンドラなど厳しい環境に適応しており、北欧・北米・日本の亜高山帯などに広く分布しています。
生態的には以下のような特徴があります。
- 成長が非常に遅く、1年に数ミリ程度しか伸びない
- トナカイの主要な冬の餌(「トナカイゴケ」とも呼ばれる)
- 大気汚染に敏感で、環境指標生物として利用される
- 乾燥・低温に非常に強い
ドライフラワーやテラリウム素材としてインテリアにも活用され、生きたまま長期間観賞できる「コケアート」としても人気があります。
使い方・例文
北欧の針葉樹林の床面を白く覆うハナゴケの群落は、トナカイの重要な食料源として知られています。インテリアショップではドライにしたハナゴケをアレンジに使ったグリーンウォールも販売されています。
この用語をシェア
最終更新: