ノミ彫りとは?
のみぼり
ノミ彫りとは、ノミと木槌を使って木材や石材を削り出す彫刻技法で、立体的な造形や文字・模様の刻み込みに用いられます。
ノミ彫りとは、鋼製のノミ(鑿)を木槌や金槌で叩いて木材・石材・金属などの素材を削り出し、形や模様を作る彫刻技法です。彫刻刀よりも大きな力を素材に伝えられるため、硬い材料の加工や大きな面積の削り出しに適しています。
木彫りにおけるノミ彫りでは、ノミの形状によって異なる効果が生まれます。
- 平ノミ:平らな面や広い面積を削る
- 丸ノミ:曲線的なくぼみや丸みを作る
- 三角ノミ:細い線彫りや文字の刻み込みに使う
- 印刀(追い入れノミ):細部の仕上げや輪郭の整え
石彫りでも同様に、石材専用の硬質なノミとハンマーを用いてノミ彫りが行われます。神社仏閣の石灯籠、墓石の文字、建物の装飾など、屋外で長年風雨にさらされる作品にはノミ彫りによる深い彫りが求められます。
版画の木版制作でもノミ彫り技術が活用され、浮世絵や木版画における精緻な線は熟練した彫師のノミ彫りによって生まれています。
使い方・例文
仏師が木材から仏像を彫り出す際、まず大きな平ノミで大まかな形を削り出し、次第に細かいノミで表情や衣のひだを刻み込んでいくのが典型的なノミ彫りの工程です。
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