ノコギリクワガタとは?
のこぎりくわがた
ノコギリクワガタとは、日本全国に分布するクワガタムシの一種で、ノコギリ状に湾曲した大きな大顎を持つことで知られる昆虫です。
ノコギリクワガタ(鋸鍬形、学名:Prosopocoilus inclinatus)は、コウチュウ目クワガタムシ科に属する昆虫です。日本では北海道から九州・屋久島まで広く分布しており、山地から平地の雑木林まで様々な環境で見られます。夏の昆虫採集の定番として子どもたちにも親しまれています。
名前の由来は雄の大顎(おおあご)の形にあります。大型の個体では大顎が湾曲してノコギリの歯のような形状になり、これが非常に印象的です。体長は雄で約25〜70ミリメートル程度と個体差が大きく、大顎の発達の程度によって「大歯型(おおばがた)」「中歯型」「小歯型」に分けられます。
生態上の特徴は以下の通りです。
- コナラ・クヌギなどの広葉樹の樹液を舐めて栄養を摂取する
- 夜行性で、特に夜間に樹液の出る木に集まる
- メスは朽木の中に産卵し、幼虫も朽木の内部で育つ
- 幼虫期間は1〜3年程度で、成虫の寿命は越冬しないため数か月と短い
オオクワガタやヒラタクワガタと並んで日本を代表するクワガタムシであり、飼育・繁殖を楽しむ愛好家も多くいます。
使い方・例文
夏の夜にクヌギの木に灯火トラップを仕掛けると、ノコギリクワガタが光に引き寄せられて飛来することがあり、子どもの昆虫採集の人気ターゲットとなっています。
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