ネコノメソウとは?
ねこのめそう
ネコノメソウとは、日本の湿った山地や渓谷に自生するユキノシタ科の多年草で、果実の裂け目が猫の目に似ることからその名が付いた植物です。
ネコノメソウ(学名:Chrysosplenium grayanum)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属に分類される多年草で、日本各地の山地・丘陵地の湿潤な場所、特に渓流沿いや林床などに自生します。春から初夏にかけて花を咲かせる小型の野草です。
名前の由来は、熟した果実が縦に割れて種子が並ぶ様子が細長く開いた猫の瞳孔(猫の目)に似ていることからきています。この特徴的な見た目が植物愛好家にも人気の理由のひとつです。
ネコノメソウの主な特徴は以下のとおりです。
- 草丈:小型で草丈は数センチ〜十数センチ程度とこぢんまりした植物です
- 花:春先に黄緑色の小さな花をつけ、花弁はなく萼片が4枚です
- 葉:円形〜扇形の葉が互い違いに付き、葉縁には鋸歯があります
- 生育環境:日当たりの少ない湿った林内や渓谷の岩場を好みます
日本には近縁種が多く、ヨゴレネコノメ、ハナネコノメ、イワネコノメソウなど多様な仲間が分布しています。ハナネコノメは赤い葯(やく)が美しく、山野草として観賞用に育てられることもあります。
使い方・例文
春のハイキングや渓谷散策で、苔むした岩や沢沿いの地面に小さく群生しているのを見かけることがあります。植物観察会や山野草図鑑でもよく取り上げられる身近な野草のひとつです。
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