ねこじゃらしとは?
ねこじゃらし
ねこじゃらしとは、猫をじゃらすのに使われることで知られる、道端に生えるイネ科の一年草です。
ねこじゃらしは、イネ科エノコログサ属の植物の通称で、正式名称はエノコログサ(狗尾草)といいます。学名はSetaria viridisで、アジアやヨーロッパを中心に広く分布しますが、日本でも全国の道端・空き地・畑のあぜ道など至るところに自生しています。
最大の特徴は、夏から秋にかけて茎の先端に伸びる穂です。細い毛(刺毛・しもう)が密に生えたブラシ状の穂が風に揺れる様子が、猫じゃらしに使うとじゃれつくことから「ねこじゃらし」の名がつきました。「エノコログサ」の「エノコロ」は「犬の子(いぬのこ)」が転訛したものとも言われ、穂の形が子犬の尾に似ているとも解釈されています。
植物としての特性は次のとおりです。
- 一年草で、春に発芽して夏から秋に穂をつけ、冬に枯れる
- 繁殖力が強く、農地では雑草として扱われることがある
- 近縁種にアキノエノコログサ(秋のねこじゃらし)があり、秋に多く見られる
- 種子は小鳥の餌としても利用される
子どもが猫や犬をじゃらして遊ぶ道具として古くから親しまれており、日本の夏から秋の原風景に欠かせない雑草のひとつです。また、アフリカ粟(フォニオ)などの食用穀物と同じ属に属しており、作物との近縁性という観点でも研究対象となっています。
使い方・例文
夏の夕方、道端で摘んだねこじゃらしを猫の鼻先でくすぐると、ぴょんと前足で飛びかかってくることがあります。
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