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ニハリとは?

にはり

ハリとは、南アジアパキスタン・インド)の伝統的な煮込み料理で、牛肉や羊肉を骨ごと一晩かけてじっくり煮たスパイシーなシチューです。

ハリ(Nihari、Nihaari)は、パキスタンインドのデリー周辺を発祥とするムガル宮廷料理由来の煮込み料理です。アラビア語で「朝」を意味する「ナハール(Nahar)」が語源とされ、夜通し煮込んだ料理を夜明けに食べるという伝統的な食習慣に由来すると言われています。

主な材料は牛の骨付き肉(スネ肉・テール・すね骨のマロウ)や羊肉で、小麦粉でとろみをつけたスパイシーなソースとともに長時間煮込みます。ニハリスパイス(カルダモン・シナモン・クローブ・クミン・コリアンダーなどを混合したニハリマサラ)が風味の核心で、濃厚でコクのある仕上がりになります。

ニハリの主な特徴は以下の通りです。

  • 骨髄(マロウ)のとろっとした食感と濃い旨味
  • 小麦粉によるとろみのある茶褐色のソース
  • 仕上げにギー(澄ましバター)・生姜・ライム汁・コリアンダーを添える
  • ナン(発酵パン)やクルチャ(パン)と合わせて食べる

パキスタンでは国民食のひとつとして親しまれており、特に早朝から昼にかけて食べる習慣があります。ラホールやカラチのニハリ専門店は地元民だけでなく観光客にも人気です。現在はパキスタン・インド料理のレストランを通じ、南アジア系移民の多い欧米諸国でも食べられています。

使い方・例文

パキスタン料理店でニハリを注文すると、骨付き牛肉がとろとろに崩れるほど煮込まれたスパイシーなシチューが温かいナンとともに提供されます。骨髄のクリーミーな旨味が格別です。

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