ニカイア信条とは?
にかいあしんじょう
ニカイア信条とは、4世紀のキリスト教公会議で定められた信仰告白文で、三位一体の教義を宣言するキリスト教共通の信条です。
ニカイア信条(Nicene Creed)は、キリスト教の基本的な信仰内容を簡潔に表現した信仰告白文です。325年に開催された第1ニカイア公会議と、381年のコンスタンティノポリス公会議での議論を経て確立されたことから、「ニカイア・コンスタンティノポリス信条」とも呼ばれます。
この信条が作られた背景には、アレクサンドリアの司祭アリウスが「子(キリスト)は父(神)に従属する被造物である」と主張した「アリウス派」との論争があります。ニカイア公会議はこれを異端として退け、父と子は「同一本質(ホモウーシオス)」であると宣言しました。
ニカイア信条が告白する内容は主に次の三点です。
- 父なる神:天地の創造主
- 子なるイエス・キリスト:神と同一本質、人となり、十字架と復活・再臨
- 聖霊:主であり、生命の与え主
現在もカトリック・東方正教会・聖公会・多くのプロテスタント教会において礼拝で唱えられ、キリスト教諸派を超えた「共通の信仰の基盤」として機能しています。ただし「聖霊は父と子から発する(フィリオクェ)」という一節の解釈をめぐって東西教会が分裂した歴史的背景もあります。
使い方・例文
カトリック・正教会・プロテスタントの礼拝で「われは信ず、全能の父なる神を……」と始まるニカイア信条を会衆が唱えることで、キリスト教徒としての信仰を公に告白します。
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