公会議とは?
こうかいぎ
キリスト教の教義・規律・組織に関する重大事項を審議・決定するため、全世界の聖職者が集まる最高位の会議です。
公会議(こうかいぎ、Ecumenical Council)とは、キリスト教において、教義の確定・異端の断罪・教会規律の整備などを目的として、世界各地の司教・高位聖職者が一堂に集まって開く普遍的な宗教会議のことです。「エキュメニカル公会議」とも呼ばれ、その決定はキリスト教全体に対して最高の権威を持つとされます。
歴史上、最初の公会議は325年にローマ皇帝コンスタンティヌス1世の召集によって開かれたニカイア公会議です。この会議では「イエス・キリストは父なる神と同一本質である」というニカイア信条が定められ、アリウス派が異端として断罪されました。以降、エフェソス公会議(431年)・カルケドン公会議(451年)など重要な会議が相次いで開かれました。
公会議の主な役割は以下の通りです。
- 信仰箇条(ドグマ)の正式な定義と確定
- 異端思想の断罪と排除
- 聖典の正典確定と典礼規範の整備
- 教会組織・規律に関する法令の制定
カトリック教会では第二バチカン公会議(1962〜65年)が近代最大の公会議として知られ、典礼改革・現代世界との対話など大きな変革をもたらしました。正教会はニカイア公会議から787年の第二ニカイア公会議までの7回を「七公会議」として特別に権威ある会議と位置づけています。
使い方・例文
公会議の決定は信仰の根幹に関わるため、カトリック教会の神学を学ぶ上では、ニカイアやカルケドンなどの公会議文書が必読の一次資料として参照されます。
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