ニオベとは?
によべ
ニオベとは、ギリシャ神話に登場する王妃で、神への傲慢な発言が原因で子どもたちをすべて失い、泣き続けて岩に変えられた悲劇の人物です。
ニオベ(Niobe)は、ギリシャ神話に登場するテーバイ(テーベ)の王妃で、タンタロスの娘とされます。多くの美しい子供たちに恵まれたニオベは、その子宝を誇りとし、やがて女神レトに対して傲慢な発言をしたことで悲劇を招きます。
神話の内容は次のとおりです。レトは太陽神アポロン(アポローン)と月神アルテミスの二人だけしか子供を持ちませんでしたが、ニオベは「私には14人(7男7女とも)の子供がいる。レトより崇拝されるべきだ」と宣言し、レトへの崇拝をやめるよう民に命じました。これに怒ったレトはアポロンとアルテミスに復讐を依頼し、二神はニオベの子供たちを次々と弓矢で射殺しました。すべての子供を失ったニオベは嘆き悲しんで泣き続け、最終的に岩(泉のある岩山)に変えられたとされます。
ニオベの物語は、神々への驕り(ヒュブリス)が破滅を招くというギリシャ神話の典型的な教訓を体現しています。「ニオベのように泣く」という表現は嘆き悲しむ様子を指す慣用句としても使われます。また、ニオベの悲劇はギリシャ・ローマ時代から彫刻・絵画の題材として広く取り上げられ、オウィディウスの『変身物語』にも詳細に描かれています。
使い方・例文
ニオベはギリシャ神話の授業や文学の講義で、「神に対する傲慢さ(ヒュブリス)が招く悲劇」の代表例として引用されることが多い人物です。
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