ニオブとは?
におぶ
ニオブとは、原子番号41番の遷移金属元素で、超伝導性や高融点という特性から先端材料に広く使われています。
ニオブ(Niobium、元素記号Nb)は、周期表第5族に属する遷移金属元素で、原子番号は41です。銀白色の金属で融点は2477℃と非常に高く、バナジウムやタンタルと似た化学的性質を持ちます。かつては「コロンビウム(Cb)」とも呼ばれていましたが、現在はニオブが国際的な正式名称となっています。
ニオブの最も重要な特性の一つは超伝導性です。約9.2K(約−264℃)以下で超伝導体となり、ニオブ-チタン(NbTi)合金やニオブ-スズ(Nb₃Sn)合金は実用的な超伝導磁石の主要材料として使われています。これらはMRI装置や粒子加速器の超伝導マグネットに不可欠です。
その他の主な用途・特性は以下のとおりです。
- 鉄鋼への微量添加(マイクロアロイング):強度・靱性を大幅に向上させ、建設・自動車・パイプライン用高強度鋼の製造に利用
- 超合金の添加元素:ジェットエンジンや発電タービンのニッケル基超合金の強化
- 光学ガラスやコンデンサ(キャパシタ)の原料
世界の生産量の大半はブラジルとカナダで産出されており、特にブラジルが世界供給の大部分を占めます。鉄鋼の高強度化という需要が最大であり、高層建築・橋梁・自動車軽量化に貢献しています。
使い方・例文
「このパイプライン鋼板はニオブを微量添加した高張力鋼で、薄肉化と強度確保を両立している」というように、高強度鋼材の解説や超伝導機器の材料説明の場面で登場します。
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