タンタルとは?
たんたる
タンタルとは、原子番号73のレアメタルで、高融点・耐食性・生体親和性に優れた遷移金属であり、電子部品や医療機器に欠かせない材料です。
タンタル(元素記号:Ta)は、原子番号73の遷移金属元素で、1802年にスウェーデンの化学者アンダース・エケベリによって発見されました。ギリシャ神話のタンタロス王にちなんで命名されています。融点は約3017℃と極めて高く、金属の中でも最高水準の耐熱性を持ちます。
タンタルの主な特性は以下の通りです。
- 融点が非常に高く(約3017℃)、高温環境での使用に適する
- 耐食性に優れ、ほとんどの酸に溶けない(フッ化水素酸などの一部の例外を除く)
- 生体親和性が高く、人体内で腐食・溶出しにくい
- 酸化皮膜が安定した誘電体を形成し、電解コンデンサの電極材料として優秀
電子産業における最大の用途はタンタルコンデンサの製造で、スマートフォン・パソコン・自動車の電子制御装置など、現代のあらゆる電子機器に使われています。医療分野では外科用インプラントやステント材料としても活用されています。
主要産地はアフリカ中部(コンゴ民主共和国・ルワンダ)に集中しており、紛争鉱物問題との関連から責任ある調達が世界的な課題となっています。日本はレアメタルの安定調達先の多角化に取り組んでいます。
使い方・例文
スマートフォンや電子機器の小型コンデンサの材料として登場するほか、整形外科の骨固定インプラントにも使われる金属です。
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