本文へスキップ

ナノフラジェレートとは?

なのふらじぇれーと

ナノフラジェレートとは、べん毛を持つ微小な単細胞生物で、海洋や淡水の食物網で細菌などを捕食する重要なプランクトンです。

ナノフラジェレート(nanoflagellate)とは、2〜20マイクロメートル程度サイズの鞭毛(べん毛)を持つ微細な単細胞生物の総称です。大きさの「ナノ」は微細さを表し、特定の分類群ではなく、サイズと形態で括られた生態的なグループです。

海洋・淡水を問わず広く分布し、特に水中の微生物食物網(ミクロビアルループ)において中心的な役割を担っています。細菌やシアノバクテリアを主な餌として捕食し、上位の捕食者であるメソ動物プランクトンや繊毛虫にとっては重要な餌となります。こうして炭素や栄養塩を食物連鎖の上位へと橋渡しする「鍵生物」として機能しています。

分類学的には多様で、クリプト藻、クロアゴ鞭毛藻、プリムネシオ藻など光合成能力を持つグループと、キネトプラスト類などの従属栄養性グループが含まれます。光合成型は混合栄養(光合成と捕食の両方)を行うものも多く、生態的な多様性が高いといえます。

水質評価や海洋炭素循環の研究においても、ナノフラジェレートの分布と活性が重要な指標として活用されています。

使い方・例文

海洋の基礎生産や炭素循環を論じる際に「ナノフラジェレートが細菌を効率的に除去し、栄養塩を再生している」と説明されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語