ナナカマドとは?
ななかまど
ナナカマドとは、秋の真っ赤な実と紅葉で知られるバラ科の落葉高木で、北国や高山地帯を代表する樹木のひとつです。
ナナカマド(七竈・学名 Sorbus commixta)は、バラ科ナナカマド属に分類される落葉高木です。北海道から九州の高山帯・亜高山帯にかけて自生し、寒冷地の街路樹・公園木としても広く植えられています。
名前の由来と形態
「七竈」という名は「七度かまどに入れても燃えないほど木が硬い」という意味が語源とされています(実際には燃えますが、材が緻密で硬質なことを表しています)。樹高は10〜15メートル程度。葉は奇数羽状複葉で、5〜7月ごろに白い小さな花を房状に咲かせます。秋になると葉が鮮やかに紅葉し、橙赤色の小さな実が密集してなる姿が非常に美しいです。
実と野鳥との関係
ナナカマドの実はそのままでは渋く苦いため、人には食用に適しませんが、ヒレンジャクやツグミなど冬の渡り鳥にとって重要な食料源です。凍結と解凍を繰り返すうちに渋みが和らぎ、鳥が好んで採食します。実が赤く残ったまま雪に埋もれる光景は冬の北国の風物詩です。
利用と文化
北海道・東北・北陸など寒冷地で街路樹として多く使われており、紅葉と赤い実が秋〜冬の景観を彩ります。アイヌ民族はナナカマドを「焚き火」や「精霊宿る木」として特別視してきた文化もあります。材は緻密で工芸品・版木にも用いられます。
使い方・例文
札幌や旭川の街路でナナカマドが並木になっており、秋になると真っ赤な実と紅葉が街を彩ります。真冬でも赤い実が枝に残り、野鳥の食料になっている光景はよく見られます。
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