ナタリア・ゴンチャロワとは?
なたりあごんちゃろわ
ナタリア・ゴンチャロワは、20世紀初頭のロシア前衛芸術を牽引した画家で、キュビスムや未来派、ロシアの民俗芸術を融合させた独自のルボーク様式で名高い女性芸術家です。
ナタリア・ゴンチャロワ(Natalia Goncharova、1881〜1962年)は、ロシアの画家・舞台デザイナーです。詩人アレクサンドル・プーシキンの妻として知られるナタリア・プーシキナの曾姪にあたります。パートナーのミハイル・ラリオーノフとともにロシア前衛芸術の形成に中心的な役割を果たしました。
ゴンチャロワの芸術は複数の潮流を大胆に取り込みながら独自の表現を確立しました。
- キュビスムの多視点的画面分割
- イタリア未来派の運動感覚の表現
- ロシアの民衆版画「ルボーク」に由来する素朴で力強い造形
- ビザンチン聖像(イコン)の平面的な装飾性
1913年にラリオーノフとともに提唱した「レイヨニスム(光線主義)」は、光線の交差による抽象的表現を追求する独自の芸術運動です。また、ディアギレフ率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の舞台衣装・舞台美術を手がけたことで国際的な名声を獲得しました。
ゴンチャロワは1915年以降パリに定住し、フランスでも精力的に制作を続けました。20世紀初頭に最も革新的な女性芸術家の一人として、今日の美術史において再評価が進んでいます。
使い方・例文
「バレエ・リュスの舞台史を語る文脈で、ゴンチャロワのダイナミックな衣装デザインはしばしば図版とともに紹介される。」
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