本文へスキップ

ドルガン族とは?

どるがんぞく

ドルガン族とは、ロシア北部のタイミル半島に暮らすトゥングース系の少数民族で、トナカイの遊牧と狩猟を生業とする民族です。

ドルガン族は、ロシア連邦クラスノヤルスク地方のタイミル半島(タイミル・ドルガノ=ネネツ自治管区)を主な居住地とする北方少数民族です。人口は数千人規模と非常に少なく、国際的にも希少な民族として知られています。

言語的にはトゥルク語族に属するドルガン語を話しますが、ツングース系民族との混血も指摘されており、成立の経緯は複雑です。民族的なアイデンティティは17〜18世紀にかけて形成されたとされ、周辺のネネツ族やエベンキ族などとの交流の中で独自の文化を育みました。

伝統的な生業はトナカイの遊牧と狩猟、漁労です。シベリアの極北という過酷な自然環境に適応するため、移動式の住居(テント)を使った遊牧生活が基本でした。独特の装飾工芸や口承文学(叙事詩)も発達しており、文化的な豊かさを持ちます。

ソビエト連邦時代には定住化政策が進められ、伝統的な遊牧生活は大きく変容しました。現在は言語や文化の継承が課題となっており、ロシア政府や研究者による記録・保護活動が続けられています。

使い方・例文

民族学や北方先住民族の研究・報告において「ドルガン族の伝統文化」「タイミル半島の少数民族」として言及されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語