ドゥリンダーナとは?
どぅりんだーな
イタリアのルネサンス叙事詩に登場する伝説の剣で、デュランダルと同一の剣とされる別名表記です。
ドゥリンダーナ(Durindana / Durlindana)は、イタリアのルネサンス期を代表する騎士道叙事詩、ルドヴィーコ・アリオスト作の『狂えるオルランド(Orlando Furioso)』などに登場する伝説の剣です。フランスの武勲詩『ローランの歌』におけるデュランダルのイタリア語名として知られており、実質的に同一の宝剣を指します。
『狂えるオルランド』ではキリスト教騎士オルランド(ローランのイタリア語名)が所持する剣として描かれます。物語の主題は、オルランドが美しい異教徒の姫アンジェリカへの恋で正気を失い、ドゥリンダーナを含む武具を放棄して荒野をさまよう狂乱の物語です。この剣は持ち主の高潔な武勲の象徴として機能しており、それを捨てることでオルランドの精神的な崩壊が劇的に表現されています。
ドゥリンダーナもデュランダルと同様に決して折れない刃を持ち、聖遺物が封じられているとされます。ルネサンス文学においては、英雄と名剣の結びつきというモチーフが複数の言語圏にわたって継承されたことを示す好例です。
現代においてもイタリア語・スペイン語圏のファンタジー作品や歴史小説の中でこの名称が参照されることがあります。
使い方・例文
イタリア文学やルネサンス文化を扱う授業で『狂えるオルランド』の解説とともに登場します。デュランダルとの関係を問う比較文学の問題でも取り上げられます。
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