トーテムとは?
とーてむ
トーテムとは、特定の集団が先祖・守護者として崇拝する動植物や自然物のシンボルのことです。
トーテム(totem)とは、特定の氏族・部族・家族集団が自らの守護者や先祖として特別な関係を持ち、崇拝や禁忌の対象とする動物・植物・自然現象などのことです。「トーテム」という語はオジブウェー語(北米先住民の言語)に由来するとされ、18〜19世紀の文化人類学研究を通じて広く知られるようになりました。
トーテム信仰(トーテミズム)は北アメリカ先住民・オーストラリア原住民・アフリカ・南アジアなど世界各地に見られます。集団はトーテムとなる生き物や自然物を自分たちの象徴として扱い、その動物を殺したり食べたりすることを禁忌(タブー)とすることが多いです。
トーテムの主な機能と特徴を挙げると次のとおりです。
- 集団のアイデンティティと結束を強める象徴
- 外婚制(同じトーテムを持つ者同士での婚姻を禁じる慣習)と結びつく場合がある
- 先祖崇拝・精霊信仰と融合した宗教的役割
- トーテムポール(北米先住民の柱)のように文化的アートに表現される
20世紀の社会学者エミール・デュルケームや精神分析家フロイトらがトーテミズムを社会・宗教・精神の分析に用い、文化人類学の重要なテーマとなりました。現代では集団の「マスコット」的なシンボルとの類比でも語られます。
使い方・例文
スポーツチームが「鷹」や「熊」をマスコットにしてチームの象徴とする慣習は、トーテムの考え方と通じるものがあります。
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