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トリチウムとは?

とりちうむ

リチウムとは水素放射性同位体で、原子核に陽子1個と中性子2個を持ち、自然界にも微量存在します。

リチウム(Tritium、記号T または ³H)は水素の同位体で、陽子1個と中性子2個からなる原子核を持ちます。通常の水素(陽子1個)や重水素(陽子1個・中性子1個)と異なり、放射性を持つ点が特徴です。

トリチウムはベータ崩壊を起こしてヘリウム3に変換される際に、エネルギーの低いベータ線(電子)を放出します。この放射線は透過力が弱く、紙一枚でも遮断できるため、外部被曝のリスクは低いとされています。一方、体内に取り込まれた場合の内部被曝については慎重な評価が必要です。半減期は約12.3年です。

トリチウムに関連する主要なトピックは以下の通りです。

  • 自然起源:宇宙線と大気の反応により自然界にも微量存在し、雨水中にも含まれる
  • 核融合研究:核融合炉の燃料として重水素とともに使われる重要な物質
  • 原子力発電:軽水炉・重水炉の運転時に副産物として生成される
  • ALPS処理水:東京電力福島第一原発の処理水放出に伴い、社会的な関心が高まった

トリチウム水(HTO)として水と同じように振る舞うため、分離・除去が技術的に難しく、海洋放出に際しての基準や管理が国際的な議論となっています。

使い方・例文

原子力発電所の処理水の海洋放出問題や核融合炉の燃料として、トリチウムという言葉がニュースや科学報道で頻繁に登場します。

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