トラッドクライミングとは?
とらっどくらいみんぐ
トラッドクライミングはロッククライミングのスタイルのひとつで、登りながら自分でプロテクションを岩の亀裂に設置し、登頂後に回収しながら登る伝統的な手法です。
トラッドクライミング(Trad Climbing、トラディショナルクライミングの略)は、ロッククライミングのスタイルのひとつです。「トラッド」は「トラディショナル(伝統的な)」を意味し、ボルトが打ち込まれたルートを登るスポーツクライミングと区別する形で用いられます。
トラッドクライミングの最大の特徴は、クライマー自身が岩の亀裂(クラック)や凹凸に合わせて「ナチュラルプロテクション(ナッツ・カムなどの器具)」を設置しながら登り、下降時にそれらをすべて回収する点です。岩に恒久的な加工を施さないため、自然環境への影響を最小限に抑えられるとされています。
主に使用される器具には次のものがあります。
- ナッツ(ワイヤー付きの金属製楔):クラックに押し込んでアンカーにする
- カム(スプリング式の拡張器具):カムロブが開いてクラック内に固定される
- ヘキセントリック:六角形断面の金属器具で、多様な幅のクラックに対応
スポーツクライミングと比べて技術的難易度が高く、プロテクション設置の判断力・岩の読み方・体力が求められます。ヨセミテ(アメリカ)や英国のグリットストーン岩壁など、世界各地にトラッドクライミングの著名なフィールドがあります。自然との向き合い方を重視する哲学的側面も持ち、クライミング文化の中で伝統として受け継がれています。
使い方・例文
岩壁のクラックにカムを設置しながら一歩一歩登り、頂上から懸垂下降してすべての道具を回収する一連の行程が、トラッドクライミングの典型的な体験です。
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