ランナウトとは?
らんなうと
ランナウトとは、クライミングでプロテクション(支点)の間隔が広く開いており、墜落した場合の落下距離が長くなる状態のことです。
ランナウト(runout)とは、ロッククライミングにおいて、クライマーが次のプロテクション(ナチュラルプロ・ボルトなどの支点)をセットするまでに登る区間が長く、もし墜落した場合に大きな落下距離が生じる状態を指します。支点間の距離が開いた区間やルート全体を「ランナウトしている」と表現します。
クライミングでは、ロープをプロテクションにかけながら登ることで、墜落時の落下を支点の位置で止めます。支点が1メートル上にあれば理論上の落下距離は約2メートル(上下対称のため)程度ですが、支点が5メートル上にあれば10メートル以上の落下になります。ランナウト区間では以下のようなリスクが生じます。
- 大きな衝撃荷重(フォールファクターの増大)
- 地面・岩棚・テラスへのグラウンドフォール(地面への墜落)の危険
- 強い精神的プレッシャーによるパフォーマンスの低下
ランナウトが発生する原因には、ボルトやハンガーが少ない古いルート、自然の岩でプロテクションが効きにくい地形、意図的にランナウトを課題の一部として設計したルート(アドベンチャークライミング)などがあります。
ランナウトへの対処としては、十分な技術・体力でその区間をノーフォールで登りきること、確実なプロテクション設置スキルを磨くこと、ルートのグレードや性格を事前にリサーチすることが重要です。
使い方・例文
ガイドブックに「核心部の上でランナウトが続く」と記載されているルートでは、墜落すると大きく落ちる可能性があるため、確実に登り切れる技術と精神力が求められます。
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