トラッキングエラーとは?
とらっきんぐえらー
トラッキングエラーとは、投資ポートフォリオのリターンがベンチマーク(基準指数)からどの程度乖離しているかを示す統計量で、アクティブリスクの大きさを表します。
トラッキングエラー(Tracking Error)は、ポートフォリオとベンチマーク(例:TOPIXや日経平均)とのリターン差(アクティブリターン)の標準偏差で定義されます。この値が大きいほど、ポートフォリオがベンチマークから大きく外れた動きをしていることを意味します。
トラッキングエラーには「事後的トラッキングエラー」と「事前的トラッキングエラー」の2種類があります。事後的トラッキングエラーは過去の実績データから算出され、実際にどれだけ乖離したかを示します。事前的トラッキングエラーはリスクモデルを用いて将来の乖離を予測するものです。
この指標の活用場面は以下のとおりです。
- インデックスファンドの評価:理論上ゼロに近いほど優秀な運用(通常0.1〜0.5%程度)
- アクティブファンドのリスク管理:運用制約として上限値を設定する
- インフォメーションレシオの計算:アクティブリターンをトラッキングエラーで割る
- 運用スタイルの把握:値が大きいほどアグレッシブな運用を示す
パッシブ運用(インデックス運用)では最小化が目標となる一方、アクティブ運用では適切なリスクを取る証拠として意図的に許容されます。投資信託の目論見書や運用報告書でも開示されることがある重要な指標です。
使い方・例文
「このインデックスファンドのトラッキングエラーは年率0.15%と非常に低く、ベンチマークとほぼ同じ動きをしている」という形で、ファンドの運用評価や比較検討の場面で使われます。
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