トポロジーとは?
とぽろじー
トポロジーとは、図形の連続的な変形に対して変わらない性質を研究する数学の分野で、GISでは地物間の空間的接続関係も指します。
トポロジー(topology)は、もともと数学の一分野で、図形を引き伸ばしたり縮めたりといった連続的な変形(切ったり貼ったりせず)を行っても変わらない性質を研究する学問です。位相幾何学とも呼ばれます。
数学的なトポロジーでは、距離や角度・面積といった具体的な計量は問題にせず、「連結しているか」「穴がいくつあるか」「内部と外部が区別できるか」といった位相的性質を扱います。たとえばコーヒーカップとドーナツは穴が一つある形として位相的に同等とみなされます。
地理情報システム(GIS)の分野では、トポロジーは異なる意味でも用いられます。GISにおけるトポロジーとは、ポイント・ライン・ポリゴンといった地物間の空間的な接続・隣接・包含関係を明示的に定義した論理的な構造のことです。具体的には以下のような関係を記述します。
- 二つのポリゴンが隣接しているか(共有辺の有無)
- ラインがどのノードで接続されているか
- ポリゴンがどの領域を囲んでいるか
- あるポイントがポリゴンの内部にあるか
GISにおけるトポロジー構造を持つデータは、隣接する二つのポリゴンの境界を一本の線として共有するため、データの冗長性が排除され、ネットワーク解析や空間演算の処理効率が向上します。道路ネットワーク分析や行政区画の管理など幅広い地理空間解析の基盤となる重要な概念です。
使い方・例文
GISで市区町村の行政区画データにトポロジーを設定すると、隣接する区画の境界線を共有管理できるため、境界のズレや重複を自動検出してデータ品質の向上に役立てられます。
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