トトメス3世とは?
ととめすさんせい
トトメス3世とは、古代エジプト第18王朝の最も偉大な征服王の一人で、多くの軍事遠征によってエジプトの版図をシリアからヌビアまで広げた「エジプトのナポレオン」とも称される人物です。
トトメス3世(在位:紀元前15世紀頃)は、古代エジプト新王国時代・第18王朝のファラオです。継母ハトシェプスト女王の摂政時代を経て、その死後に単独で統治を開始し、20回以上にわたる軍事遠征を指揮してエジプト史上最大の帝国の一つを築きました。
最も有名な戦いはメギドの戦いです。カナン地方の反乱勢力を破ったこの戦いは、記録に残る最古の戦闘の一つとして歴史上重要な位置を占めます。トトメス3世はこの戦いをはじめ多くの遠征を詳細な記録に残し、それがカルナック神殿の壁に刻まれています。
彼の治世の特徴は以下の通りです。
- シリア・パレスチナからヌビアに至る広大な版図の確立
- 征服地からの豊富な貢物・財によるエジプト文化の繁栄
- 神殿建設や芸術の奨励、カルナック神殿の大拡張
- 効率的な行政・外交制度の整備
トトメス3世はその卓越した軍事的才能と統治能力から「エジプトのナポレオン」と呼ばれることがあります。彼の死後もその業績は長く称えられ、後のファラオたちが理想的な王として引用し続けました。
使い方・例文
世界史や古代エジプト史を学ぶ文脈で、軍事的拡張を遂げた強力なファラオの代表例として登場します。メギドの戦いを扱う軍事史・戦争史でも必ず言及される人物です。
この用語をシェア
最終更新: