デプスオブフィールドとは?
でぷすおぶふぃーるど
カメラで撮影した際に「ピントが合っているように見える範囲の深さ」を表す映像・写真の用語です。
デプスオブフィールド(Depth of Field、被写界深度)とは、カメラでピントを合わせたとき、被写体の前後のどの範囲まで「許容できる鮮明さ」を保てるかを示す概念です。日本語では被写界深度とも呼ばれます。
デプスオブフィールドは主に次の3要素によって決まります。
- 絞り(F値):F値が小さいほど(絞りを開けるほど)背景がぼけやすく、被写界深度が浅くなります。
- 焦点距離:望遠レンズほど被写界深度が浅くなる傾向があります。
- 被写体との距離:近くにある被写体ほど前後のぼけが大きくなります。
映画やドラマでは、浅い被写界深度(シャロー・デプスオブフィールド)を意図的に使い、人物だけにピントを合わせて背景をぼかすことで、視聴者の視線を主体に集中させる演出が行われます。一方、風景や記録映像では深い被写界深度(ディープ・デプスオブフィールド)を使って全体を鮮明に写すことが多いです。
デジタル映像の普及に伴い、スマートフォンでも「ポートレートモード」としてデプスオブフィールドを疑似再現する機能が搭載されるなど、一般にも身近な概念となっています。映像表現の重要な要素として、撮影監督やカメラオペレーターが常に意識する技術です。
使い方・例文
インタビュー映像で人物にだけピントが合い、背景がふんわりぼけている映像は、浅いデプスオブフィールドを活かした代表的な演出例です。
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