デジタル中間体とは?
でじたるちゅうかんたい
フィルムやデジタル撮影の映像をコンピューター上でカラーグレーディングや視覚効果処理するためのデジタルデータ形式・工程のことです。
デジタル中間体(Digital Intermediate、略称DI)とは、映画制作のポストプロダクション工程において、撮影した映像をデジタルデータとして取り込み、カラーグレーディング(色調整)・視覚効果の合成・最終的なマスタリングを行う工程、またはその際に使用されるデジタルデータそのものを指します。
かつてフィルム映画のカラー調整は「光学プリンター」を用いた化学的な工程で行われていました。デジタル中間体はこれをデジタル処理に置き換えたもので、2000年代初頭から急速に普及しました。フィルム撮影の場合はフィルムをスキャンしてデジタル化し、デジタルカメラ撮影の場合はRAWデータをそのまま使用します。
デジタル中間体の主なメリットは以下のとおりです。
- フレーム単位の精密なカラーグレーディングが可能
- VFX(視覚効果)との合成が容易
- 劇場・配信・Blu-rayなど複数の出力フォーマットへの変換が効率的
- フィルムのような質感をデジタルで再現することも可能
現在では事実上すべての商業映画がDIを経て完成しており、映画の最終的な「見え方」を決定づける重要な工程となっています。
使い方・例文
映画のエンドクレジットに「Digital Intermediate by ○○」と記載されているのを見かけることがありますが、これがデジタル中間体の処理を担当したスタジオを示しています。
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