ディミヌエンドとは?
でぃみぬえんど
ディミヌエンドとは、音楽において音量を徐々に小さくしていく演奏技法を示す強弱記号です。
ディミヌエンドはイタリア語で「減少させる」を意味し、楽曲の中で音を次第に弱めていく指示を表す音楽用語です。略号として「dim.」と表記されることが多く、記号としては「デクレッシェンド(<)」と同義で用いられる場合がほとんどです。
演奏上の仕組みとしては、指定された音符・フレーズの開始から終了にかけて、段階的に音量を減衰させます。ピアノ(弱く)やピアニッシモ(非常に弱く)などの絶対的な強弱記号とは異なり、あくまで「現在の音量から徐々に小さくする」という相対的な変化を求める指示です。
ディミヌエンドが使われる主な場面は次のとおりです。
- 楽章や曲のフェードアウト表現
- フレーズの終止感を高める場面
- 緊張から解放へと移行する感情的な表現
- 主旋律が別の声部に受け渡される場面
デクレッシェンドとの違いについては、厳密には発音の違いのみで同じ意味とされることが一般的ですが、楽譜によってはニュアンスの違いを意図して使い分けることもあります。ディミヌエンドはクラシック音楽はもちろん、吹奏楽やコーラスなど幅広いジャンルで重要な表現手段として活用されています。
使い方・例文
弦楽四重奏の演奏でフレーズの末尾に「dim.」と書かれていた場合、奏者はその箇所から音量を徐々に落としていき、静かに次の音楽へとつなげます。
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