テオプラストスとは?
ておぷらすとす
テオプラストスとは、古代ギリシャの哲学者・植物学者であり、アリストテレスの後継者として植物研究を体系化し「植物学の父」と呼ばれる人物です。
テオプラストス(Theophrastos、紀元前371年頃〜紀元前287年頃)は、古代ギリシャのレスボス島エレソス出身の哲学者・自然学者です。アテナイに出てアリストテレスに師事し、師の死後はリュケイオン(逍遥学派の学園)の第2代学頭を引き継ぎました。
彼の最大の業績は植物に関する膨大な体系的研究です。主著『植物誌(ヒストリア・プランタルム)』と『植物の原因について(デ・カウシス・プランタルム)』は、植物を形態・生態・農業的用途などの観点から分類・記述した古代最高水準の博物学的著作であり、この功績から「植物学の父」と称されています。記述された植物の種は500種以上に及ぶとされます。
植物研究以外にも、テオプラストスは多岐にわたる分野で著作を残しました。
- 『人さまざま(エトス)』:人間の性格類型を描いた性格描写集で、後世の文学・心理学に影響を与えた
- 鉱物・石に関する著作(現存する最古の鉱物学文献の一つ)
- 音楽・感覚・気象などに関する自然学論文
師アリストテレスが動物学の基礎を築いたように、テオプラストスは植物学の基礎を体系化しました。その研究成果はルネサンス期の植物学者たちに受け継がれ、近代博物学の発展に大きく貢献しています。
使い方・例文
植物の分類や生態について歴史的起源を調べると、テオプラストスの著作が「植物学の元祖」として引用されることがあります。
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