テオドシウス・ドブジャンスキーとは?
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テオドシウス・ドブジャンスキーは、集団遺伝学とダーウィン進化論を統合し、「現代進化論の総合」を確立したウクライナ系アメリカ人の遺伝学者です。
テオドシウス・ドブジャンスキー(1900〜1975年)は、ウクライナ(当時ロシア帝国)生まれの遺伝学者・進化生物学者で、20世紀の生物学に最も大きな影響を与えた人物の一人です。
20世紀前半、ダーウィンの自然選択説とメンデル遺伝学は長らく別々の分野として扱われていました。ドブジャンスキーは1937年に出版した著書『遺伝学と生物の起源(Genetics and the Origin of Species)』において、両者を有機的に結びつけ「現代進化論の総合(Modern Synthesis)」と呼ばれる理論的枠組みを構築しました。
彼の研究の核心は、野生のショウジョウバエ集団を用いた遺伝的変異の調査にあります。集団の中に豊富な遺伝的多様性が存在することを実証し、それが自然選択の素材となることを示しました。この発見は、進化が集団レベルで起こる遺伝子頻度の変化であるという現代的な理解の礎となっています。
また「生物学において、進化の観点なしには何も意味をなさない」という言葉は科学史上の名言として広く知られています。人種と遺伝に関する誤った優生学的主張にも積極的に反論し、科学の社会的責任を実践した研究者でもありました。
使い方・例文
生物の授業で「なぜこれほど多様な生物が存在するのか」を進化の観点から説明するとき、ドブジャンスキーの現代進化論総合が出発点として言及されます。
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